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ガンダムUC(ユニコーン)ep4『重力の井戸の底で』レビュー:一言で言うとMSV祭り

2012/01/10
ガンダムUCの第4巻の感想です。登場するMSの種類が半端ではないです。1年戦争からのジオンファンにとっては感涙に値するのではないでしょうか?

またバイアランのカスタム機やガンタンクⅡ、ガンキャノンディテクターといった懐かしいMSや初めて映像化されたMSなどてんこもりですね。

登場するMS
ガルスK、ザクキャノン(ビッグガン装備)、マラサイ、ドム・トローペン、ドワッジ
ディザート・ザク、ズゴック、シャンブロ、ザクⅠスナイパータイプ、ザク・マリナー
ゼー・ズール、ネモ(ノーマルカラー/デザートカラー)、ユニコーンガンダム
ジェスタ、ガンキャノン・ディテクター、アクア・ジム、ジムⅡ(ノーマルカラー/デザートカラー)
ジムⅢ(ノーマルカラー/デザートカラー)、ガンタンクⅡ、ザクタンクなど



他にもヒマラヤ級空母や潜水艦、イージス艦といった脇役の兵器も登場します。墜落したペガサス級(グレイファントム?)や古城をジオン残党軍が秘密基地に利用していたりと細かい演出がにくいです。

そして、ブライトさんが復活しました!成田さんの声に違和感はほとんど無いです。少し、渋い感じになったブライトという印象です。成田ブライトの活躍も注目ですね。

今作の舞台が0083でガンダム強奪が行われたトリントン基地というのが意味深です。

ストーリーはジオン側の人間が1年戦争後、言葉に出来ないひどい目にあってきた過去が語られます。過去の憎しみにとらわれたジオン残党が首都ダカールやトリントン基地周辺の街への無差別攻撃をするのも連邦への復讐なのでしょう。

罪のない市民が犠牲になる描写やジンネマンのセリフが戦争の本質が憎しみの連鎖であることを視る側に容赦なく突きつけます。

ガンダムユニコーン全編を通じて言えるのは名もなき兵士たちやパイロットたちの戦いがきちんと描かれている点です。MS戦の動きのリアルさは全作品を通じて1番ではないでしょうか?ヒーローロボットアニメではなく戦争アニメが本来のガンダムの目指したところですからね。

ストーリーの背景に環境問題、戦争、政治といった答えが出せない問題がちりばめられているのもさすがガンダムという感じです。全体として重苦しい、救われない雰囲気なのが今作の印象です。

そんな中でバナージ、ミネバ、マリーダ、リディがそれぞれ自分がするべきことを見据えてどう行動していくかが次回作で注目したい点ですね。